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学園長 ごあいさつ

翔和学園の教育の目的は、「人間の生きていく気力を育てる」ということです。 

そのために、翔和学園では、発達障害やそれに類似する苦手さをもつ若者たちに青春を謳歌させることを第一義とします。それが、就労への確かな道であり、安定的・継続的な社会参加に不可欠な要素であると、私たちは考えています。

普通の子どもが当たり前に過ごす子ども時代を送らせ、誰もが憧れる青春時代を過ごさせる。そのことを通じて、人間関係を結ぶ力を育み、生きていく気力を育んでいく。そうして、青春時代の思い出を質的にも量的にもたっぷりと心に刻むことこそが、社会に出ていくための確かな道です。

また、私たちは、発達の凸凹をもった子どもたちの能力の谷の部分(凹)を支援するだけではなく、むしろ能力 の峰の部分(凸)を伸ばしていくことを重視した「ギフテッドの教育」を行います。

今までの特別支援教育においては、彼らの苦手さばかり注目されてきました。しかし、彼らは誰もが得意なことを持っていると、私たちは信じています。その可能性を現実にし、他人から認められることによるゆるぎない自尊心を育んでいくことが、「生きていく気力」をより確かなものにします。

「人間の生きていく気力」を育て、安定的・継続的な社会参加を実現すること。
それが、我々が目指す教育です。

NPO法人翔和学園 学園長 伊藤寛晃 

​翔和学園 沿革

1994年4月
翔和学園(旧称ステップアップアカデミー)は、発達障害を抱えていたり、人間関係やコミュニケーションに不安のある学生など、18歳以上の教育的支援を必要とする若者たちが社会性を学び、集団の中で生きていく力を養い、社会的自立をめざすための学校として設立されました。

設立当初、ステップアップアカデミーの前身であるグローバルアカデミーでは、福祉コースとコンピュータコースを柱に、主に就労から自立に向けた技術支援中心のカリキュラムを実践してきました。しかし、活動を続けていく中で、ここに来ている学生達にとって必要なことは、就労や自立をめざすために先ず、日常生活場面での基本的な生活力を身につけることであるということを強く認識するに至りました。

2002年4月
グローバルアカデミーを「ステップアップアカデミー」と改称、本学園は養護学校や職業訓練校、専門性の高いいわゆる専門学校とは一線を画し、「社会性を学び、集団の中で生きる力を身につける」という目的を第一に掲げ、実践する学園として生まれ変わりました。

2004年4月
対象を拡大して高等部を設立
2005年10月
小中学部を開設し、小中学部から高等部、大学部、そして社会的自立へと一貫した特別支援教育をめざし活動。

2006年4月
「ステップアップアカデミー」より呼称を改め、小中学部、高等部、大学部を総称して「翔和学園」とし、さらなる飛躍を遂げます。

2014年4月
長野県からの誘致を受け、「長野翔和学園」を開校
自立訓練(生活訓練)事業と就労移行支援事業を組み合わせた教育的支援を行っています。
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