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  • 執筆者の写真showa-daigakubu

毎日来られる場所をつくる


「どうして(学校に)きてくれないのか」 「どうして一緒に活動したり勉強してくれないのですか」 大学部2年生のM君から手紙をもらいました。 12月の文化祭に向けて教室に入って来られない学生、遅刻してくる学生がいます。彼らともっともっと向き合う必要があるなと実感していたので、この問いに大学部で話し合いをしました。 「めんどくさいから」 「持病を持った人がいるから」 「授業に出たいと思わないから」・・・意見が飛び交いました。 そんな中、1年生のO君がこう言いました。 「どうして翔和学園に入学したのかを忘れてしまったのではないか」 彼はこう言います。 「高校卒業してから就職できず、家から出ずに引きこもってしまった。そんな自分の姿に見かねて親が紹介してくれた。翔和に体験したら楽しそうだった。授業中に学生たちが自由に発言しているのも見てそう思った。ここなら自分も毎日来れると思った。」 実際にはO君は朝の日課の授業に入れていません。 しかし、3年生の仲間が一緒に出ようと声をかけてくれるのは「うれしい」と発言しました。 「ここなら自分も毎日(学校に)来られる」 この気持ちこそが翔和学園に入学しようと思った理由です。 ここ最近、このままでは翔和学園大学部はダメになる、と思った3年生チームが動いてくれています。 大学部3年生(先輩)が、授業に出れていない学生に声がけをしてくれたり、学校に来られていない学生に対して電話や家庭訪問をしてくれています。 この活動を無駄にしたくない。 今はまだ大学部全員が教室に揃った、という事実がありません。 我々教員が「ここなら自分も毎日(学校に)来れる」と思わせられるような教育を提供できていないんだなと痛感しました。 しかし、何とかしようと動いてくれる学生の姿を見て、へこたれているわけにはいきません。 O君の心の声をヒントに彼らの本音と向き合っていきます。


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